セルフケア

化粧品における『全成分表示』のルールについてと天然成分90%のトリック

こんにちは!
オーナーセラピストの浅野です。

今日は化粧品における『全成分表示のルール』についてです。
主な記載ルールは
☆成分は配合量の多い順番で記載する
☆配合成分1%以下は順不同で記載する
☆香料、着色料は末尾に順不同に記載する

ここで注意してもらいたいのが、
後ろの方に書かれている成分はどのくらいの量配合されているのかわからないということです。
0.01%でも、入っていれば書けてしまうということ。
ほんの少し植物成分を配合しているだけでも植物派と書けてしまいます。

以前びっくりしたのは90%以上天然成分と大きく書かれているシャンプー。1番最初に書かれているのは水。
そのあとに石油成分がズラリと書かれており、90%以上の天然成分は水のことだったというもの。笑


サロン発想、厳選した天然・植物由来成分と、こだわりの製法で、傷んだ髪もパサつく髪も、
毛先までツルンと仕上がるボタニカルシャンプー(植物性シャンプー)として大々的にCMしています。

  1. 水(90%以上)
  2. ココイルメチルタウリンNa(ヤシ油+石油)
  3. コカミドプロピルベタイン(市販で多く見かけるラウレス硫酸ナトリウム系のシャンプーには、必ずと言っていいほどコカミドプロピルベタインが配合されています。ラウレス硫酸ナトリウムのデメリットであるダッシュ力の強すぎる点や、泡立ちの不安定さを補うために欠かせないのがこの両性界面活性剤といえます。
  4. PPG-2コカミド(コカミドDEAの代替成分として登場。コカミドDEAと比較して増粘性、低温・高温安定性、耐加水分解性に優れる。洗浄剤の補助的なポジション。)
  5. スルホコハク酸(C12-14)パレス-2Na(構造としてはラウレス硫酸ナトリウムに近い特徴を持ちます。高洗浄性と泡立ちの良さが特徴で、やや肌刺激性が低く、環境にも分解し易いタイプです。)
  6. ラウレス硫酸Na(とにかく洗浄力が強い、そしてもっとも多く使われている洗浄剤の1つです。特徴としては肌深くに浸透することはないが、肌の表面を強力に洗い落とす、というイメージです)
  7. ラウロイルサルコシンTEA(アミノ酸系洗浄剤の一種ですが、歯磨き粉に殺菌成分として配合されることが多い成分でもあります。つまり、アミノ酸系といいながら性格的にはきつめであり、脱脂力と殺菌性で通常の頭髪には必ずしも喜ばしい洗浄剤とはいえません。)
  8. アルガニアスピノサ核油
  9. アルテア根エキス
  10. ウイキョウ果実エキス
  11. オリーブ果実油
  12. カニナバラ果実エキス
  13. セイヨウハッカ葉エキス
  14. トウキンセンカ花エキス
  15. ホホバ種子油
  16. ホホバ葉エキス
  17. ラベンダー花エキス
  18. BG
  19. EDTA-2Na
  20. イソステアリン酸PEG-50水添ヒマシ油
  21. イソプロパノール
  22. クエン酸
  23. グリセリン
  24. ポリクオタニウム-10
  25. 亜硫酸水素Na
  26. 塩化Na
  27. フェノキシエタノール
  28. メチルパラベン
  29. 安息香酸Na
  30. 香料
どこがボタニカル???
という成分内容ですね。涙
90%以上水で、そのあと6成分、主成分として石油由来の成分が続き、そのあとやっと植物性成分がきますが、いったい何%配合なのでしょう。。。
すごく微量そうですね。笑

そして、シャンプーはノンシリコンを謳っていますが、同じラインのコンディショナーやトリートメントは水の次にくる表記はジメチコン。
つまりはシリコーンです。。。
いくらシャンプーをノンシリコンと謳っていても、コンディショナーの主成分がシリコンでは意味がないですよね。

昔シャンプーの宣伝で、フケを防ぐジンクピリチオン配合!と声高々にCMで謳っていたシャンプーがありましたが、
ジンクピリチオン=セメダイン
つまりは接着剤でくっつけていたという、、、、
セメダイン配合をあたかもすごい成分がはいっているかのように言ってしまったり、
天然成分90%と謳っている成分が水のことで、以下の主成分は石油成分ということが当たり前にあるのが現状です。

みなさん、自分の使っている日用品、化粧品の成分について興味をもっていただけると嬉しいです。




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